最初できたのが…2006年ぐらいですかね。2014年に1年間ぐらい建て替え工事が入って、2015年からこの建物になって今まで続いてます。自分はバイトで働き始めたのが2010 年、2011年とかからです。店名のバサラの由来…聞いてないな笑。戦国時代とかで「バサラ」って、若者の間で変わった服装した歌舞伎者みたいなイメージだと思うんですけど。うちのオーナーがもともとやってた時からそうですね。ウリはやっぱり漫画ですね。土地柄なのか、 けっこう夜は帰りのサラリーマンの方とかが多いんで、普通の文庫本とかはよく動きますし、ホントいろいろ売れますね。平日は常連さんが多くて、それこそ買取は何回も持ってきてくれる方が多いです。例えば辞書とかそういうのは買えないですが、それ以外は基本的には全部買ってます。けっこういろんな古本屋行ってたんで、「だいたい今こんな感じかな」っていうのはあるんですけど、店によって高かったり安かったりとかあるのでそこらへんは注意してます。例えばここにある杉作J太郎さんの本とか、他の店だと均一に出してるところかもあるんですけど、うちだったらちゃんと値段付けてるとか。

もっと置きたい本だと、昔の”エロ劇画”っていうジャンルのやつですね。70年代80年代ぐらいの。エロ本というよりも内容がこうぶっ飛んでる感じのやつで。そこらへんはもう今はなかなか出てこないんです。時世的にもすごい厳しくなっちゃったんで笑。昔はもう「黄金期」っていうか、すごいB級C級のそういった”エロ劇画”系の雑誌がいっぱいあって、買取で一時期持って来てくれた方はいたんですが、その時は高く買ったんですけど、みんな持ってるわけじゃないのでなかなか。当時買ってた人が値段が付くと思わずに処分しちゃってる人が多くて、特に亡くなった方で家族が処分するときにも。あとは、昔出てた雑誌で『バースト・ハイ』っていう雑誌があるんですけど、簡単に言ったら大麻に関しての雑誌で、どこの国に行ったら楽しめるかみたいな紹介が載ってて。その雑誌自体が最近全然なくて。お客さんから聞いたら、ちょっと薬物関係で捕まってた人のところにその雑誌があったそうなんですけど、警察に押収され ちゃったらしく、多分警察の証拠保管室みたいなところにあるのか、それを何とかしてこう…笑。今本当買えないやつとかけっこうあるので、惜しいなあと思って。
今、棚に並んでるのだと外も含めると4000冊。どんどん入れ替わっています。いっぱいあった方が個人的には好きなんで笑。最近のお店だと「見やすさ重視」のお店が多いと思うんですけど、個人的にはやっぱりいろんなのがいっぱい置いてあった方がいいな、と。毎日新しいのを出してた方がリピーターが付きやすいっていうのもあるので。出して10分ぐらいで無くなるのもあるし笑。ずーっとあるの、というと、、あそこの上にある『水木しげる叢書』って、あれずっとありますね、自分がバイトで入ってからあるんじゃないかな笑。まあでもあれは全然あってもいいんで。ああいうのを置いてると買取で似た感じのやつを持って来てくれますから。