【武蔵野まんが道】#04
| COLUMN
前回のネームで清掃員meetsスワンin 井の頭「おじいスワン」が持ち込み作に決定。いよいよ持ち込みが現実に近づき、原稿が完成したのかしていないのか!
タグチ(タ):我らがイチハチマル編集長。全責任が降り掛かるため、過激なアイデアには及び腰。
ハタ(ハ):編集部をまとめるアートディレクター。アート志向が強く、情緒と演出を優先しがち。
コバヤシ(コ):デザイナー。某漫画賞受賞の経験アリ。作画も担当するので苦手ジャンルを避けたがる。
ヨシダ(ヨ):デザイナー。広告制作会社出身のため、発想がセコい。すぐデータに頼る。
ヨ:いよいよ完成ですね! スワンとおじいさんの純愛物語「おじいスワン」!
コ:全部は描ききれなかったんですが、、、
ハ:えーーーーー!!!
コ:描いても終わらないんですこの煉獄
ヨ:最終的に何ページになったんですか?
コ:32ページですね。
ハ:大作だなあ。
タ:次号は遂に持ち込みだからね。
ハ:巨匠には粛々と筆を進めて頂いて。
コ:完成した後のことを考えましょう。
ヨ:ということで再びのおさらいです。私たちが立ち向かうべきラスボスを。
タ:仇みたいに言うのやめてね。
ヨ:失礼しました。持ち込み先はコアミックスでいいんですよね?
ハ:そりゃ武蔵野市を代表とする漫画出版社ですからね。
ヨ:公式サイトに「漫画家の方・漫画家を目指す方へ」のページがありまして。
タ:まさにこの企画にぴったりだ。
ヨ:ちなみに隣には「ビジネスをご検討の方へ」というページも。
ハ:これはこれでコラボとかできそう!
タ:そこも狙ってアプローチしよう。
ヨ:持ち込みは漫画賞が幾つかあって。
コ:ゼノン大賞は読み手・売り手・創り手の3段階審査で厳しそうですね。
ヨ:上限39Pなので当てはまるんですが、今年の締め切りは終わってしまったと。
ハ:あいたたた
ヨ:他にも賞があったりするんですが、注目は「マンガオーディション」です。
ハ:「演出力だけで審査する漫画賞」?
コ:感情をテーマにセリフなし、物語もなしで漫画を制作すると。
ヨ:大きな意味ではサイレントですよ!
ハ:まさにじゃん! これに応募すれば!
ヨ:でも5Pー17Pなんですねー。
ハ:ダメじゃん。
コ:とはいえ、「おじいスワン」を受け入れてくれそうな期待は高まりました。
ハ:じゃあどうしよう。このままだとコバヤシくんの骨折り損だよ。
ヨ:安心してください。コアミックスは常に持ち込みを受け入れてますから!
ハ:お! 待ってました!
コ:窓口があって直接持ち込めるんですけど、WEBや郵送って手段も。
ハ:ここは正攻法で直接しかないでしょ!コ:「あふれる才能を見せつけなさい!」ってワルキューレも言ってます。
ハ:いいんですか、ぶつけちゃって?
ヨ:やっちゃいますよって。
コ:すぐ上から挑もうとする。
ヨ:コバヤシさん、持ち込み経験は?
コ:ゼノンではないけど。電話をして持参して。編集者の人が読んでくれて。
ヨ:その場でペラペラと?
コ:そう、結構ちゃんと。それでアドバイスもらったり、名刺貰ったりして。
ハ:即「上通すわ!」にはならんかあ。
コ:でもそれを見てくれた人が、そのまま担当になるんです。
ハ:へー! その後は連絡をとりつつ?
コ:ネーム見てもらって賞に応募したり。
ヨ:唾つけとく感じだ。
コ:まず一回カマすじゃないですか。それきっかけで編集者を巻き込みたいですね。
ハ:じゃあイチハチマルらしく、打算的に「プレゼンシート」作りましょっか。同じ武蔵野市の漫画出版社と繋がりたいと。
コ:社会人ですからね、こちらは。