【武蔵野都市伝説】File No.03 井の頭公園・天竺説

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井の頭公園を歩いていると、世にも不可思議な話を聞くことがある。
いせやの横の階段で、毎日夕方頃からギターを弾いている、ターバンをかぶってヒゲを生やしたFuraさんというミュージシャンが、歌を歌った後、こんな話をしてくれた。

「井の頭公園を源流とする神田川は、インドのガンジス川と、川の形がそっくりだ。神田川を拡大すると、ガンジス川にピッタリあてはまる。」

すぐには信じられなかったが、世界中を放浪してガンジスを数年かけて旅したFuraさんが言うのだから説得力があった。

「ガンジス川には四つの聖地である水源がある。バドリナート、ケダルナート、ガンゴトリ、ヤムノトリ。神田川にも四つの水源がある。井の頭池、善福寺池、妙正寺池、江古田の小さな水源地。ヒンドゥーの聖地と同じように配置されている。つまり神田川はミニチュア・ガンジスだ。あのあたりを旅した人なら、みんな納得するはずだ。仏典に書かれている天竺の地形とも、このあたりは一致している。井の頭公園は天竺なのだ。」

 あまりの衝撃的な事実。話がすごすぎて気が動転してしまい、僕はまだ地図でガンジス川と神田川の形をチェックできていない。
だが読者のあなたは極限の勇気を出して、調べてみてほしい。
ここが聖地であることを、確信できるかもしれない。