【武蔵野都市伝説】File No.06 龍神になったママ
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吉祥寺に以前から時々食べにいっている、沖縄料理屋がある。
その店は井の頭弁財天と善福寺池の弁財天のちょうど真ん中の距離にあるらしい。この店を作ったママに弁天様から「ここを神社にしなさい。」というお告げがあったという。ここは沖縄料理屋で同時に神社なのだ。
ママにはじめてお会いした時は圧倒的な存在感に驚いた。そして優しさと愛情がこもった言葉に心をうたれた。
先日、その沖縄料理屋に取材にいった。その日はママがいなかったので娘さん達に話を聞いた。
ここを作ったのは、東京中の病気をなおしたいというママの思いがあるという。苦しんでいる人もここに来て、驚くほど美味しい料理を食べママと話すことで変わるという。生き方は楽に変えられる。さみしさやかなしさを切り替える。乗り越えられないものはない。そう思って新しい行動を起こす。すると自然に病気がなおるという。
そんな噂を聞きつけ、日本中、いや海外からも多くの人々がこの店に訪れるそうだ。ママはこう言っていた。
「人の心に神宿る。ここは子宮だから。生まれてくる前の魂のレベルにもどり、今までの自分をすてて新しく生まれ変わる。」
ここに来た多くの人々が子宮である神社で生まれ変わり楽しく毎日を生きているのだろう。
娘さんにママは今はどうされているのかと聞くと、こう答えた。
「ママは龍神になりました。自由になって、世界中の人を助けています。私達も、ママにいつも助けられています。」